4人・7日なら140回分
4人 × 7日 × 5回で140回分です。50回分パックなら、すべてを同じ商品で揃える場合は3パックが目安です。すでに20回分あるなら不足は120回分で、50回分パック3個相当になります。
『流せる水がある』だけで便器を流さない
地震後は、断水していなくても、まず便器を流さず、自治体等の使用制限情報と自宅・建物の排水設備の破損を確認します。破損した状態で流すと、逆流や下の階への漏水につながる場合があります。集合住宅では建物管理者の案内も確認します。
『水が出ること』と『下水・配管を使えること』は別です。使用制限がなく、排水設備に破損がないことを確認した後の扱いは、地域・建物ごとの最新案内を優先します。判断できない間は携帯トイレを使います。
袋・凝固剤・処理用品を、使えるセットで数える
セットによって、排泄用の袋、便器を保護する袋、凝固剤、防臭用の外袋の数が違います。袋が100枚あっても凝固剤が50回分なら、基本的に使えるのは50回分です。外箱の使用可能回数を確認し、開封済みは中身を組み直します。
| 物 | 役割 | 数え方 |
|---|---|---|
| 排泄用袋 | 便器などへ取り付けて受ける | 製品の使用手順どおり、1回に必要な枚数 |
| 凝固剤・吸収材 | 水分を固め、扱いやすくする | 排泄用袋と同じ使用回数があるか |
| 防臭・保管袋 | 密閉して一時保管する | 一袋へまとめられる回数と製品表示を確認 |
| 手袋・衛生用品 | 装着・片づけ後の衛生を保つ | 家族が連続して使える量 |
| 紙類・明かり | 停電・断水中に使う | トイレ内ですぐ取れ、濡れない状態 |
一度使う練習をして、手順を箱へ戻す
製品ごとに、袋を掛ける順番や凝固剤を入れるタイミングが違います。そなえヨミでは一つの手順へ決めず、手元の説明書を正本にします。平時に家の便器で装着から密閉まで試してください。
| 順 | 確認すること | 迷いやすい点 |
|---|---|---|
| 1 | 使用制限と排水設備の破損を確認する | 水が出ることと、下水・配管が使えることは別 |
| 2 | 製品説明どおりに袋を装着する | 便器保護用と排泄用の袋を分ける製品もある |
| 3 | 説明どおりのタイミングで凝固剤等を使う | 先入れ・後入れは製品によって違う |
| 4 | 製品説明どおりに袋の口を閉じ、密閉する | 破れや漏れがないか確認する |
| 5 | 防臭・一時保管・手指衛生まで行う | 使用済み袋をトイレ内へ積み続けない |
使用後は、生活場所と分けて一時保管する
使用済みの袋は、製品説明どおりに密閉し、防臭用の袋やふた付き容器などを使って、食品・飲料・子どもやペットが触れる場所から分けます。高温や直射日光を避け、倒れたり破れたりしない場所を決めます。
排出区分と収集再開の時期は自治体で異なります。平時に自治体の災害用トイレ・ごみ案内を確認し、発災後は最新の案内へ従います。通常ごみと同じ日に必ず出せるとは限りません。
子ども・高齢者も使えるか確認する
便座の高さ、暗さ、におい、袋の音などで使いにくい人がいます。子ども用の補助便座、手すり、足元灯、目隠し、使い方の大きな文字表示など、普段の排泄動作に合わせて追加します。
介助が必要な場合は、手袋や清拭用品も含め、本人の尊厳とプライバシーを守れる場所・手順を家族で確認します。排泄回数や介助方法は一律に決めず、普段の状況を使います。
トイレ近くと、持ち出し用へ分ける
大半は自宅のトイレ近くへ置き、数回分は持ち出し袋や車など、必要な場所へ分けます。箱には開封日・残り回数・手順・保管場所を書き、家族全員が夜でも取り出せるようにします。
主な根拠
数値には公的な目安と、そなえヨミの簡易試算が含まれます。自治体、医療者、製品メーカーなどの個別案内がある場合は、そちらを優先してください。